モディオダール適正使用委員会および厚生労働省への質問状
2020 年 6 月 4 日
モディオダール錠処方登録制によって生じる影響について、2020年3月23日から4月30日の期間に意見公募を行いました。その結果、15名の方々からご意見をいただきましたが、大半の方々が診断医や処方医の不足(診断医については実質的に所属施設が認定専門施設でなければならないという二重構造)、あるいは処方薬局の不足による混乱と患者様への影響を指摘されました。寄せられたご意見を理事全員で検討した結果、当学会の会員/非会員を問わず、このままで進んでしまうと各自の現場で睡眠診療が立ち行かなくなることが強く懸念されました。よってモディオダール適正使用委員会および厚生労働省医薬・生活衛生局宛に質問状を作成し、6月1日付で正式に送付しました。
本質問状ではモディオダール錠処方登録制によって生じる影響や問題点について網羅的に記載していますので、睡眠診療に携わる方々にぜひ一読をお願いしたいと思います。
また現場で日夜忙しく診療に携わっている会員の皆様にとっては、こういった薬剤の適応拡大の実際について知る機会が限られてきたかと思います。今回のモディオダール適正使用委員会設立に至った経緯については、以下が開示されていますので、参考文献としてご活用下さい。
【参考(外部リンク)】
令和2年1月27日付 薬事・食品衛生審議会 医薬品第一部会 議事録(厚生労働省ウェブサイト内)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10733.html
令和2年2月12日付 審議結果報告書(医薬品医療機器総合機構ウェブサイト内)
https://www.pmda.go.jp/drugs/2020/P20200218001/530258000_21900AMZ00005_A100_1.pdf
【ISMSJウェブサイト内関連ページ】
モディオダール錠処方登録制によって生じる影響についての意見公募(締切済)
日本臨床睡眠医学会(ISMSJ)理事会