日本臨床睡眠医学会
~日本に境界なき睡眠医学を創る集い~

サイト内検索▶

第3回SSK

2007 年 9 月 22 日

「第3回Sleep Symposium in Kansai-Kanazawa (SSK)」は、場所を関西以遠に求め、2007年9月22日(土)に金沢アートホールにて開催されました。この回は、テーマとして、「睡眠医学と教育」を取り上げ、広い視点から睡眠医学を見つめなおすために、日本における医学教育全般の現況を知るところからスタートしました。

医学部における卒前教育は、この数年で大きく変化しており、医療に対する社会全般の要求水準が高まっていることを反映しています。日進月歩で増えていく新しい知識を取り入れるノウハウを身につける必要がありますが、睡眠や睡眠関連疾患に関する内容は、まだほとんど教育に取り入られていない段階のようです。

そういった教育や研修を受ける機会が少ない日本において、これまで睡眠医学を実践してきた方たちの現場での経験を知り、米国での睡眠診療の実際と比較して何が欠けているのか、今後、何をしていかなければならないのかを考えていく機会となりました。

今回より一般演題のためにポスターセッションが組まれ、活発な討論がなされました。Guilleminault教授にもあらかじめポスターをご案内しておき、興味をもたれたところにはコメントしていただくというサプライズもしかけてありました。

特別講演には、研究においても、臨床においても、30年以上にわたって世界のトップを走り続けているStanford大学のGuilleminault教授をお招きしました。米国において、睡眠医学の専門教育がどのようになされているかが示されるとともに、睡眠医学が医学のあらゆる分野に密接につながっており、想像以上の広がりを持つものであることを実感させられました。

最後に “Bunraku-puppet-player “に扮したGuilleminault教授の絵が記念品として贈られ、Kansaiの文化を持ち帰っていただけたかと思います。すばらしい会にして下さったスタッフの皆様に感謝!

日時・場所  平成19年09月22日(土)9:10〜18:00 (受付08:30〜)
 金沢市アートホール JR金沢駅正面口向かい ポルテ金沢6階
主 催  Sleep Symposium in Kansai (SSK) 組織委員会
後 援  NPO法人 Osaka Sleep Health Network
 Endorsed by World Association of Sleep Medicine
参加費  保健医療職・研究者:3,000円(30歳以上)
          :2,000円(30歳未満)
 会社関係者:8,000円
CEC  一部のワークショップ、講演(プログラムの黄色の部分)
 につきましては、AAST(The American Association of Sleep
 Technologists)のCEC(Continuing Education Credits)
 の対象として3creditsが取得できます。
 AAST会員の方でRPSGT資格更新のためのcreditsが必要な方
 は、AAST会員番号を当日、受付でお知らせ下さい。
 (AAST会員でなくとも、creditsは取得できます)
お問合せ先  金沢医科大学 医学教育学 堀 有行
 FAX:076-286-2187
 TEL:076-286-2211(内線5263)
協 賛  アステラス製薬株式会社
 アルフレッサファーマ株式会社
 有限会社イーストメディック
 エフピー株式会社
 株式会社小池メディカル
 サノフィ・アベンティス株式会社
 三栄バイタルズ株式会社
 タイコヘルスケアジャパン株式会社
 田辺製薬株式会社
 日本光電関西株式会社
 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
 ノバルティスファーマ株式会社
 フクダライフテック関西株式会社
 フジ・レスピロニクス株式会社
 三菱ウェルファーマ株式会社
プログラム
9:00〜12:00  Satellite Symposium:専門医療と医学教育
9:10  開会の挨拶
9:20〜09:50  基調講演 医学教育の現況
 金沢医科大学医学教育学 安田幸雄
10:00〜12:00  ワークショップ「睡眠医療と教育」
10:00〜10:50  テーマ1
 「プライマリーケアーとしての睡眠医療の教育」
 オーガナイザー:金沢医科大学
 医学教育学 堀 有行
 会場の皆さんで討論し、意見交換を行います。
11:00〜11:50  テーマ2
 「専門分野としての睡眠医療の教育」
 オーガナイザー:大阪府こころの健康総合センター
 企画調整部 三上 章良
13:30〜15:00  1部:日本における睡眠医療の実践を通じて
13:30〜13:45  技師の立場から
 大阪回生病院 睡眠医療センター 村木 久恵
13:45〜14:05  医師の立場から
 大阪回生病院 睡眠医療センター 谷口 充孝
14:05〜14:20  米国の技師と比較して
 太田睡眠科学センター 八木 朝子
14:20〜14:40  米国の医師と比較して
 獨協医科大学 神経内科 宮本 雅之
14:40〜15:00  CPAP離脱プログラムの構築とその実践
 徳永呼吸睡眠クリニック 徳永 豊
15:00〜16:30  2部:ポスターセッション
 プログラムはこちら
 ポスター発表要項はこちら
16:40〜18:00  3部:特別講演
 The Future of Sleep Medicine

 
 睡眠医学の未来
 Stanford University Sleep Disorders
 Center:
 Prof. Christian Guilleminault

18:30〜  Get Together Party@ホテル日航金沢
 (会費 3,000円)
組織委員会(50音順)
石金病院 副院長 香坂 雅子
東京北社会保険病院 副院長 神山 潤
岩手医科大精神医学講座 助教授 鈴木 満
関西電力病院 睡眠関連疾患センター センター長 立花 直子
大阪大学 子どものこころの発達研究センター 教授 谷池 雅子
大阪回生病院睡眠医療センター 部長 谷口 充孝
金沢医科大学 脳脊髄神経治療学(神経内科) 助教授 堀  有行
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 助教授 本多 和樹
大阪府こころの健康総合センター
参事兼ストレス対策課長
三上 章良
国立循環器病センター 脳血管内科 医長 山本 晴子
Local organizing committee(50音順)
松本歯科大学 総合歯科医学研究所
顎口腔機能制御学部門 准教授
加藤 隆史
金沢医科大学 呼吸機能治療学 (呼吸器内科学)教授 栂 博久
独立行政法人 国立病院機構
北陸病院 院長
古田 壽一
金沢医科大学 医学教育学/脳脊髄神経治療学
(神経内科学)准教授
堀 有行
金沢医科大学 医学教育学 教授 安田 幸雄