スタンフォード便り

2009 年 5 月より米国の「睡眠医学の臨床」を実感してもらうために、ヒューストン留学中の河合真先生に「ヒューストン便り」を13回連載いただきました。日本ではまだ実現できていない「睡眠医学」のみに従事する専門医の仕事内容や社会におけるその役割について、リアルタイムで皆様に知っていただくことができたかと思います。

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さて、ヒューストンでさらに睡眠医学を極めたくなった河合真先生は、ポジションを投げ打って2013年7月よりスタンフォード睡眠医学センターに移られ、フェローとしての新たな体験を重ねておられます。スタンフォードでは、臨床実践のみならず、次世代の臨床家の教育や臨床研究のあり方、あるいは他のセクションの基礎研究といかにつながっていくかという意味でも新たな展開が出てくると思われ、日本の若手の方たちに睡眠が決して「PSGを行う検査技師さえおれば、医師の専門性が問われない睡眠時無呼吸外来」ではないことを実感していただきたいと思います。
1－2ヶ月に1回の割合で連載しますので、ご期待下さい。

• 第18回　スポーツ睡眠医学って何ですか？
• 第17回「睡眠障害」を使う度に睡眠医学は死んでいく
• 第16回 睡眠医学教育について
• 第15回 脳神経内科帰属の議論から睡眠医学として考えること
• 第14回 我々が守るべきもの、そして睡眠医学第一世代が残してくれたもの
• 第13回 常識の揺らぎから考える「常識を疑う」ということ
• 第12回 理想の睡眠検査技師と睡眠専門医の関係とは
• 第11回 サマータイム制が解決策になるわけがない
• 第10回 テレビの睡眠特集を見て思う事。考えて欲しい事。
• 第９回 〜「睡眠障害」に別れを告げよう〜
• 第８回 過労死と睡眠時間
• 第７回 その指導教官はなぜ怒ったのか？
• 第６回 君は「ぱちもん」を見抜けるか？
• 第５回 ネットワーキングって何？
• 第４回 睡眠医学はどこの科のもの？〜歴史、 お金、臓器、もしくは未来〜
• 第３回 だから、戦え！
• 第２回 親しみと尊敬をこめて皆は彼をCGと呼ぶ
• 第１回 とうとう始めてしまった。息子よ、好きな道を歩みなさい。